- 2014年と2024年のGT-R nismo
- 驚きエンジンスペックは同じ
- 2014年と2024年のエクステリアの変化
- バンパー、スワンネックウィングなど
- カーボン素材多様
- 国産車でこれほど使っているクルマはない?
- 驚きエンジンスペックは同じ
- バンパー、スワンネックウィングなど
- 国産車でこれほど使っているクルマはない?
- 2014年と2024年のGT-R nismo
今更感強いですが、2023年のオートサロンで発表された2024年GT-R nismoに関して、少し記事にしたいと思います。
初めてGT-Rにnismoグレードが追加されたのは2014年と10年ほど前の話。当時は2013年の東京モーターショーで初公開。(今回はオートサロンで発表と時代は変わったなと思い知らされます。)
今回の2024年モデルで驚いたのは、エンジンパワーに変化がないこと(良い意味で。)。年々厳しくなる騒音規制により、スポーツカーだけなくコンパクトカーレベルまで規制に引っかかるといわれた「フェーズ3」が2024年施行予定であり、よくクリアできたなと。開発担当者は相当苦労されたと思います。
- 2014年と2024年のエクステリアの変化
エクステリアの変化を見てみたいと思います。同じ角度からの画像なかったため、何となく同じ方向から。
上画像が2014年モデル、下画像が2024年モデル
- フロント
クリア塗装のカーボンパーツが増えたなという印象です。
2014年モデルのフロントバンパーもカーボン製ですが、車体色に塗装しているため、あまり目立たない。2024年式は、エンジンフード、フロントバンパー、フロントアンダーリップを、クリア塗装にすることで、カーボン織り目を強調、より軽量化していそう。
実際、安全装備、騒音対策でのエキゾースト重量増にも関わらず、車両重量は14年式から1720kgと変化なし、車体はかなり軽量化が進んでる様子。
- リア
リアウィングが、スワンネックに変化。個人的にはあまり慣れないが、ポルシェケイマンGT4RS、911GT3など採用を見ると、整流効果はあるのだろう。何気に、トランクリッドもダックテールに変わっている。
- 内装
パッ見変化ないように見えるが、ハンドル周りがスタイリッシュになり、中央コンソールも奥行が増して、少し開放的な印象を受けます。
- カーボン素材多様
まず、カーボン製レカロシート。骨格部分の薄さ、そして肉抜き具合が恐ろしい。折れてしまいそうだが、カーボンであれば耐荷重に優れるのだろう。
カーボンパーツは、非常に高価で知られてますが、原材料費もさることながら、その加工費用がコストを押し上げている。PAN系炭素繊維にエポキシ樹脂を含侵させた、プリプレグによる成形方法の代表として「オートクレーブ成形」があるが、非常に成形サイクルが長く、設備の占有費などで非常にコスト高いことが言われてます。(ただし、これに勝る品質良好な成形方法はありませんが。)
ただ、脱オートクレーブ成形も進んでおり、今回のGT-Rのトランクリッドやルーフは、PCM工法と呼ばれるプレス成形による、コストダウンが行われているようです。今後もコストダウンが進み、一般車へ普及してくれればと思います。
また、カーボンは、炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced plastics)とも呼ばれ、鉄・アルミより比重が軽く、同じ強度部材・剛性部材であれば、軽くパーツを仕上げられるため、走行性能を重視する車に重宝されています。
ちなみに、最後のブレーキは、C/Cコンポジットといって、また別の部類になるようです。
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