スーパーカーを共同所有するサービスについて検討してみる

2023年5月13日土曜日

t f B! P L

  •  時代はカーフェアリング
  • フェラーリ・テスタロッサで考えてみる
  • やはり利益をえるには厳しいようだ

コレクタブルカーを共同所有するといった新たなサービスを提供している株式会社RENDEZ-VOUS(ランデブー)。昨今のクラシックカーの高騰により、個人では手を出しにくくなった状況を逆手にとり、共同で資金を出し合い一定期間所有、楽しんだのち、売却。もし購入価格より値が上がれば資金提供者同士で分け合う。といったサービス内容。このサービスはアリなのかナシなのか検証してみました。

さきに結果を申しますと、今のタイミングではない。と判断

サービス内容ですが、値上りを見込めるクラシックカーを最大8人で共同購入し、共同購入者は、年間12日(制限距離100㎞以内)ドライブを楽しめる。維持管理・陸送はランデブーが負担するといったもの。例えば、4000万円する個体であれば、1/8(500万円)の出資で、年12日のドライブが楽しめるというもの。

サービス提供している株式会社RENDEZ-VOUS(ランデブー)に関して、クラシックカーは個人間取引が多く、良好な個体を引っ張ってこれるか重要なファクターとして、その業界での人脈ですが、CEOの浅岡さんは、DeNA在籍中に個人間カーシェアリングAnycaサービスを立ち上げた方で、こいったサービスには知見豊富と思われます。もうひと方、山田さんはHOC(平成生まれ限定のスーパーカーオーナークラブ)立ち上げ、ZOZO創業者前澤さんのスーパーカーイベント参加など、クルマ好きであり、その手の分野で人脈がある方で、その部分はクリアでしょうか。

次に、投資としての側面ですが、例えば、サービスの第1弾であるフェラーリ・テスタロッサ(既に受付終了)は、1989年製で15,875㎞走行の個体を、¥27,400,000(維持管理費込み)で共同購入しているようです。カーセンサーを見渡すと類似個体で2000万円前後であり、個体としては少し高め。HPには売却タイミングは1年としているため、値上がりは厳しいかもしれません。フェラーリは、スペチアーレモデル(限定生産)は1年でも高騰する可能性ありますが、テスタロッサは一般モデルであり、1~2年での大幅値上がりは期待できないと思われます。

HPには、車両売却時の分配金シミュレーションがありますので、少し触ってみたいと思います。メンテナンス費用があるため、値上がり0%でも-40万円から開始のようです。

まずは、リアルに計算します。フェラーリはリセールバリューがいいと言われていますが、それは発売間もない人気車種か一部限定車に限り、私のフェラーリモデナであれば、約20%下げているため、それを基準に計算すると、「-¥1,013,800」となりました。ただし、フェラーリの維持は高額であり、私のモデナも貸しガレージ、保険、車検費用など含めば、年100万円程度であり、妥当かもしれません。

ただし昨今のクラシック高騰は異常であり、NY市場も異常な動きえおしており、1年後は一寸先は闇を考えており、もっと値下がりの可能性も。

次に、+20%になった場合は、「+¥10,960」となりました。メンテナンス費用があるため、利益得るには厳しいようです。

もう1つの側面である、所有者特権の年12日(100㎞以内)ドライブに関して。12日は少ないと思われるかもしれませんが、フェラーリとしては十分すぎるほど。いや、そんな使わないかもしれません。私の経験から、子供も2歳と小さいこともあり子育てが忙しく、フェラーリの収まている貸しガレージには年20回ほど、ドライブとなれば年5~10回ほどで収まっています。月1回ドライブできるこのプランは十分魅力的だと思います。少し気になる点としては、車両保管場所が群馬県であること。陸送は別途料金発生とのことで、遠方の方は金額確認したほうが良いかもしれません。スーパーカーの陸送は保険料が高額のため、思ったより高くつく可能性があります。

以上から、コンテンツは面白く、金額的にも十分検討範囲ですが、もう少しクラシック市場が落ち着いたら考えたいかなと思います。

注目の投稿

ポルシェエクスぺリンスセンター東京(PEC東京)で実際にポルシェに乗ってみた。

前回予約したポルシェエクスペリエンスセンター(PEC東京)の続き ポルシェエクスペリエンスセンターの予約日になり自宅から車で千葉へ向かいます。途中のPAでは富士山が見えるほど快晴。 横浜線ではランボルギーニガヤルドと並走。きれいな黄色でかなり手入れされているようでした。 途中アク...

このブログを検索

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ