- スポーツカーは、レクサスIS-F
- 事故状況を確認
- ハイエースには、まさか水が!
5月12日、首都高環状線で白いワンボックス車が横転した事故が発生。片側3車線の道路で、2台が絡む事故で、2車線が塞がれ大渋滞した模様。幸いにもこの事故によるけが人はなし。
車種は、「トヨタ ハイエース」と「レクサス IS-F」ですね。
ハイエースの前にレクサスIS-Fが車線変更しながら強引に割り込む形で入ったが、ハイエースを追い抜けておらず、ハイエースとレクサスISーFが接触したようです。
レクサスIS-Fに搭載されるエンジンは、5000㏄×V8、423馬力、トルク51.5kgを発生させる非常に強力なエンジンであり、最高速は300㎞/hにもなります。もしかしたら、ハイスペックエンジンならハイエースを容易に追い抜きかけられるとおごりが生じたのかもしれません。以前紹介した、ポルシェの記事と状況が似ています。
FNNのYouTubeチャンネルにて、事故の瞬間を捉えた画像があるため、一緒に見ていきましょう。
片側3車線の道路、東京都心にしては比較的空いていたようです。
画面の一部を拡大します。黄色矢印がレクサスIS-Fです。左車線から右車線へ行こうとしたところ、ハイエースが残っており、互いのバンパー同士が接触したようです。
両車両とも結構な速度が出ていたのか止まり切れず、そのままレクサスがハイエースを中央分離帯へ押しやる形で進みます。
ハイエースはそのままガードレールを擦りながら走り続けますが、ガードレールの段差か何かに引っかかる形で、斜めを向きます。ここではレクサスのブレーキランプが確認できません。とっさのブレーキはなかなかできないものです。
中央分離帯へ乗り上げる形で、車体が宙に舞います。(それにしても、左にいるトヨタアクアは良い動きをしているなぁ。)
ハイエースはここで横転。レクサスIS-Fのブレーキランプが点灯します。
横転したハイエースと前方で停車するレクサス。
事故発生後、横転したハイエースの中から、作業員の手で運び出されるウォーターサーバの水。レッカー作業のため、重量下げるため出しているものと思われます。
さて、今回の事故ですが、原因は2つかなと考えています。
前述したように、ハイスペックな車を運転するほど、その「パワー」と「車体剛性」により車間距離又は車両感覚が麻痺し、前方後方確認を怠りがちです。かくいう私も、たまに妻をフェラーリの助手席に乗せて走ると「加速感が怖い。」「もっとゆっくり車線変更して!」など知らない内に粗い運転をしているようです。乗るたびにパワーや剛性感に馴染んでしまい、知らず知らずのうちにハイスピードや急なハンドル操作へと変化していくのだろうと思います。
もう1つは、ハイエースの水。水は液体であり、個体の挙動とはズレがあり、今回の件では、ハイエースが急ハンドルをすると、積まれた水は液体のためワンテンポ遅れて荷重移動します。次にハイエースが違う方向へ急ハンドルを切ったとしても、水は移動しきっていないため、水はいろいろな方向へ分散し、結果車体全体が不安定になります。まして、ウォーターサーバー営業車なら、積載量に近い1トン近くの水を積んでいると思われ、車体重量の1/3を占める水が暴れたら制御しきれないと思います。
ということで皆さんも安全運転で!
出典:https://www.webcg.net/articles/gallery/3495
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