幻の和製スーパーカーを見てきた。異色のオーラーを放つ。

2023年5月15日月曜日

t f B! P L

  • 和製スーパーカーの展示している場所は?
  • どんなマシン?
  • 結果、経済的理由から量産はされず。

GWを利用し、石川県小松市にある自動車博物館へ。

カーマニアである前田氏が創立した博物館であり、

時代とともに忘れ去られる自動車を不憫に思い、価値にこだわらず、あらゆる廃棄されそうな自動車を引き取り博物館として、後世に伝えるために作った博物館。

そのため、館内には、古今問わずいろいろな車種が500台展示してり、1台1台に説明書きが書かれているため、日本の自動車歴史を学べる貴重な施設になっています。

また、コレクション自体は800台を超えているといわれており、クルマの入れ替えが行われているそうです。

その中でも、一際目を引くのがこちら。

「ジオット キャスピタ」

スーパーカーオーラが漂うこの立ち姿。それもそのはず、全幅1996mm×全高1136mmであり、フェラーリF40とほぼ一緒なサイズ。車重に1280kgとF40と30kgしか違わず。これは、F40と同じく、カーボンファイバー製モノコックであるから。この当時、カーボンファイバーを用いようとしたのは非常に画期的であったと思われます。

搭載されるエンジンは、富士重工(現スバル)で開発されたV12気筒エンジンであり、450馬力以上を誇り、これもF40の478馬力に近く、運動性能はかなり近かったのではないかと思う。(スバルのV12気筒エンジンサウンドも聞いてみたかった。)

結果的にこの和製スーパーカーは発売させることなく、試作機2台を作り終焉を迎えた。元々は、下着メーカーのワコールが出資した「株式会社ジオット」により計画され、1989年に試作機完成も、バブル崩壊により量産化へは至らなかった経緯を持つ。もし量産化されていれば、日本にもスーパーカーメーカーがあったと思うと胸熱です。

余談ですが、このマシンのカーボンファイバーは三菱レイヨン(現三菱ケミカル)製であり、コンポジット化(カーボンファイバーをパーツの形にする)は童夢であったとされ、パワートレインからシャーシまでオールジャパンであったことが、京都に本社を持つワコールの意思を感じ取れ、ますます悔やまれる1台でした。

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