Web_Carview記事
- ランキングは?
- 歴代フェラーリの場合は?
- もしかして、オプション商法の正体って。
気になった記事があったため少し紹介したいと思います。
まず、ネット記事によると以下のランキングとのこと。 ※購入価格÷馬力=○○○円/ps で割り出されたもので、言い換えれば1馬力にいくら掛かっているか。今回、ハイブリッド車両は除外。
第11位 1万7672円 レクサス_IS500
第10位 1万7300円 ルノー_メガーヌ ルノースポール
第9位 1万7270円 トヨタ_GRカローラ
第8位 1万4024円 マツダ_CX-5
第7位 1万5143円 ホンダ_シビック タイプR
第6位 1万4566円 日産_スカイライン400R
第5位 1万4560円 スバル_WRX S4
第4位 1万4024円 マツダ_CX-60
第3位 1万2132円 日産_フェアレディZ
第2位 1万2132円 トヨタ_GRヤリス
第1位 1万1911円 トヨタ_GR86
なぜ、11位からと思ったが、なるほど、NA車1台入れたかったのかと感心。確かし、ターボ車はインタークーラーなど付属部品でコストアップも、それ以上のパワーを手に入れるため、こういったランキングで上位になるのは必然、そこにIS500が割り込んだのは驚きである。また、トヨタが4つも入っているということも驚きである、実用性重視であまり高性能車両はあまり作っていないイメージであるため。 (今の社長になってから、トヨタは変わったな。と思います。ほんとに車が好きな社長なのだなと。)
ホンダは、シビックのみ。試乗後、購入価格を聞いたときはこの性能でその安さ!?と思った。過去、S2000のときも売れば売るほど赤字になったとのことで、新型シビックも採算度外視かもしれない。 欲を言えば、バイクメーカーということもあり、リニアに回るNAエンジンでこのようなランキングに顔を出して欲しいものである。
日産は、2車種のみ。最近発売されたZが検討しているようである。GT-Rも発売当初のように、700万円台維持していれば、ランキング3位に入れたかもしれないが、今では1590万円/570ps=2万7894円にとどまっている。
輸入車は、ルノーメガーヌルノースポール1台のみ。この車両も、以前試乗させて頂いたとき、シビック同様、コストパフォーマンスが素晴らしい1台と感じた1台。また、リア操舵による軽自動車なのかと思えるほどの小回りが利き、エンジンが温まるとバブリング音がすごかった印象(誉め言葉です。)
おぎやはぎの愛車遍歴でもお馴染みのモータージャーナリスト竹内圭さんもご購入されたとの噂の1台。
蛇足ではあるが、フェラーリではどうか。少し計算してみたいと思う。
フェラーリの場合、オプション費用が数百万を超えるため本来考慮すべき点だが、個体によりかなり変動するため、下記の数値はオプション抜きとした。
一部車種をピックアップ。
F355ベルリネッタ 1590万円÷380ps=4万1842円
360モデナ(F1) 1765万円÷400ps=5万2500円
F430(F1) 2205万円÷490ps=4万5000円
458イタリア 2830万円÷570ps=4万9649円
488GTB 3070万円÷670ps=4万5820円
F8トリブート 3245万円÷700ps=4万6357円
カルフォルニア 2360万円÷460ps=5万1304円
カルフォルニアT 2450万円÷560ps=4万3750円
ポルトフィーノ 2530万円÷600ps=4万2166円
ポルトフィーノM 2737万円÷620ps=3万8274円
550マラネロ 2270万円÷485ps=4万6804円
575Mマラネロ 2570万円÷515ps=4万9902円
599 3045万円÷620ps=4万9112円
F12 3590万円÷740ps=4万8513円
812SF 4128万円÷800ps=5万1600円
結果、トヨタGR86(1万1911円)と比較すると、やはり非常に高価ではある。
ただ、この検証から、
- 「V8、V12に差はない。」(フェラーリはV12をフラグシップにしており、製造過程でも差をつけていると噂に聞いていたが、意外と馬力当たりの差は一緒なんだなと。)
- 「NAとターボで差がない。」(ターボへ移行時期に、為替も変化しており、一概には差がないと言えないが、円高であれば、ターボモデルはもっと安価であったかも)。
- 「殆ど、4万後半から5万円前半で収まっている。」(むしろ、揃えているといった方が納得しやすいほどである。フェラーリの中で何か基準みたいな、あるいはこれ以上は割高だと購買層から思われるといった、閾値なのかもしれません。)
- 「360モデナって割高だったんだなと・・・。」(私は中古購入したのでいいですが、おそらく、F1マチックが当時としては最新技術であったからだと信じたい。)
また、考察するに、
現代におけるオプション商法は、為替対策として、また景気動向でのクッション材と非常に有効な手段のように思える。同時に、オリジナルマシンに対しての顧客の満足度も得られる一石二鳥な商売方法なのだなと。
馬力に対しての価格は一定に保つことで、顧客が認識するコストパフォーマンス性は一定に意識させておき、景気がよければ、オプションにより利益は増加、景気悪ければ利益は減るが、オプションを選らばなければ、マシンのコストパフォーマンスは上がるため、他社と比較し、優位性が上がり、一定の販売量が確保できるといった具合ではないかと推定。
ポルシェは昔、カレラGTを販売する際、現地通貨払いでなく、ユーロ払いを指定したとの話は有名ですが、その時期以降、ポルシェのオプション商法が顕著に出始めたなとも勘ぐったり。(最近日本でも、10分で5円/ドル動くような時もありましたし。)
→出典
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